たくさんのあなたを乗せて走りたい しずてつジャストライン

夢を持って
一からバス運転士を目指す

Episode3

バスに
恋した女の子。

2016年入社望月 悠有

幼稚園の遠足でした。みんなとぞろぞろバスを降り、ふと見上げると、フロントガラスの向こう側に運転士さんの笑顔がありました。漫画みたいな話だと思われるかもしれませんが、私とバスを結びつけた運命の瞬間でした。ほかに覚えているのは、行き先が山のほうだったかな、くらいです。けれど、あの光景は、いまも鮮明に思い出すことができます。その後、高校の通学時に毎日バスに乗るようになり、女性の運転士さんもたまに見かけるようになって、憧れがよみがえりました。「もうすぐ就職か。バスの運転士もいいかな」って。

不安がなかったわけではありませんが、あの運転士さんの凛々しい姿は、やっぱり忘れられません。進路を話し合った授業中、「バスの運転士になりたい」と発表し、しばらく間があったあと、みんなから大きな拍手をもらいました。それに勇気づけられ、両親にも打ち明けました。びっくりされましたが、「そうか、とにかく応援するよ」と励ましてくれました。そんな折り、バス運転士としてデビューするまで、会社が全面支援してくれる「養成バス運転士」の道があることを知ったのです。

バスの運転に必要な「大型二種運転免許」を取得するまでの間、私は新静岡バスセンターで窓口業務に就いています。お客様の様々なお問い合わせやご相談に丁寧に対応するよう心がけ、休憩時間に次々と発着するバスを眺める毎日です。あの大きくてどっしりとした姿がいい。ハンドルやメーター類だけでなく、車内マイク、運賃箱、降車ボタン、大勢座れる座席にもワクワクします。そして制服に身を包み、それらを操る運転士…。そのイメージを自分の将来に重ね合わせ、デビューする日に備えています。その日の私は、どんなふうにバスを運転しているかな。狭い道、曲がりくねった道も、お客様に安心していただきながら走れるようになれたらいいな、と。

VOICE